⼿を使わない、空気も流せる次世代公衆トイレ
佐藤カズー⽒(株式会社TBWA HAKUHODOO)がクリエーターとして参画しているTHE TOKYO TOILETプロジェクト七号通り公園の公衆トイレ。
ボイスコマンドを使った世界で⼀番きれいなトイレというコンセプトに合わせ、久保都島設計事務所にて建物の基本設計デザインを担当した。
球体の建物を地⾯から少し浮かせて、空気の出⼊り⼝を設けたデザインとした。球体下部から取り⼊れた空気が、曲⾯沿いに上昇してから下降する空気の流れをつくることで、臭気が上昇しない換気計画となっている。また多⽬的トイレ使⽤後に換気扇能⼒をUPさせることで、次の利⽤者が⼊室する前に約1分で室内空気をすべていれかえることができる。建物のみならず、空気のきれいさに拘ったデザインである。
Birdmanが開発協力したボイスコマンドシステム(音声認識技術)により、声による操作でドアの開閉から便器の操作ができるだけでなく、曲⾯天井を照らす間接照明が呼応したり、音楽をかけたりすることもでき、クリーンかつ楽しい時間を楽しめる場所となっている。
公衆トイレ/東京都渋谷区幡ケ谷2丁目53
Use : public toilet
Building site : shibuya,Tokyo
Total floor area :18㎡
CFD simulation : Kozo Takase
Photo: Onodera Munetaka